高齢者や車いす使用者が多い医療・福祉施設などの建物は、「バリアフリー新法」の設計標準にしたがって建物への出入りがスムーズにでき、内部の諸施設を支障なく利用できるよう配慮が必要です。
衛生管理、入室管理、遮蔽・気密など、それぞれの目的に合わせた機能をもっています。
- [ 主な使用箇所 ]
- 手術室、放射線治療室、ICU / CCU / RCU室、特殊機器検査室、分娩室、リハビリ室、救急処置室、感染症病室、MRI室、リニアック室、アンギオ室など
- アプローチ&エントランス
- ・視覚障害者のため、誘導用ブロックを敷設するか盲導鈴を設ける。
- ・床面の段差をなくし、滑りにくい表面に仕上げる。
- ・玄関の有効開口幅は、1,200mm以上、車いす使用者の多いメインの出入り口では1,800mm以上とする。
- トイレ
- ・車いす使用者が操作しやすい押しボタンスイッチを採用し、内部は車いすが回転できるスペースと使いやすい手洗いのレイアウトが必要です。
- ・有効開口幅は900mm以上